コンシューマゲームから中小規模ソーシャルゲームへ(1)
文責:atomic
2016/11/29 : wrote
■はじめに
弊社はプログラム業務をメインとしていて、どうしても考え方がプログラマ贔屓になってしまうと思います。
そういう部分を見かけたら笑って読み飛ばしてください。
表題にあるとおり弊社も主な業務がコンシューマゲームからソーシャルゲームへ移ったクチです。
その際に感じた点などを今回は書いていこうかと思います。
あと題材におけるソーシャルゲームとはよくあるベタなタイプの物を指していますので、斬新なものに取り組む方はこの限りではないでしょう。
■収益の違いからみる相違点
コンシューマ用ゲームはMMO,MOなどの特殊なジャンルを除けば基本売り切り、そこに多少のDLCがメインになると思います。
・致命的な問題が起きない限り開発陣の手離れのタイミングがよい。
・収益のタイミングが明確。
対してソーシャルゲームは基本無料、サービスによって利益を得るものです。
黎明期を除けば運営中に期間を限定したイベント、サービスを用いて課金を促すことが多いです。
・開発時の手法次第で開発陣の手離れが悪い。
・運営中常時
運営中常時と書くと魅力的に感じますが、その裏でアップデート用の開発費、運営、サーバ代金などのランニングコストも必要になります。
また、運用開始時点のサービスでは収益に限界があり、その後の運営を考えるとマスタアップ直後のソーシャルゲームはプラットフォームを提供したに過ぎないと言ってもいいでしょう。
そこからどれだけの期間、運営できるかが肝になります。
その為には開発期間中に、何をどれだけ盛り込んでおくかが重要になってくると思います。
(つづく)