家庭用ゲーム(コンシューマ)、ソーシャルゲーム(ネイティブアプリ/サーバー)の開発会社
12月03日土曜日、新梅田研修センターにて行われた「関西ゲーム勉強会 2016 冬」に参加してきました。
このイベントでは「関西方面でゲームを作っているみなさんに交流の場を作りたい!関西でゲーム開発に関係しているみなさんで、ぜひこの機会に楽しく情報交換をしましょう!」という目的でもう11回を数えます。
テーマの設定が登壇者任せになっているのもあり「今、自分が知りたいこと」を学ぶには向かないと思うのですが、もっとお気楽に「他の人たちが何をしているのか聞きに行く」程度の感覚で行くのが良いかと思います。
今回もゲーム開発に携わる様々な立場の人たちのお話を聞いてきました。
自分が拝聴したセッションについて、概要を書いていこうと思います。
1.Unityアセットストア大紹介
お勧めのUnityアセットを紹介しつつ、その場で見栄えの良い3Dゲームを作る様を実際に見せていただきました。
便利なアセットを使う事で派手な演出などを組み込んで作る様を見ていると、ゲームプログラミングにも「ゲームシステム」「演出」の2系統がある事に改めて気づかされます。
貧弱な8ビットゲーム機開発の時、工夫して今までにない演出を作り出し悦に入っていた昔を思い出し、自分に「何を作りたかったんだろう」と問い直すきっかけになりました。
2.升田流、ゲーム開発
有名ゲームを企画し現在は独立して「シードプランナー」を名乗る升田さんの開発経歴。
升田さんはiモードのアプリ開発で2週間に1つのペースで100以上のアプリをリリースした事があるそうで、その中から企画における様々なコツを体得していったそうです。
ゲーム作りで大切にしているのは核となるテーマを手段を選ばない発想でプレイヤーの心に残るように作る事。
結果、プレイヤーの記憶に残るものを目指しているそうです。
3.VR のアレコレ
「関西ゲーム勉強会」会場で初めて「VR(ヴァーチャルリアリティ)」体験をしました。
建物内で奥の暗闇からやってくるゾンビを銃で打つガンシューティングです。
これを作った株式会社クラウドクリエイティブスタジオ 秦泉寺社長のお話。
このゲーム、たった5日間で作ることができる。そう、Unityならね。
……となるには注意が必要だよ。という内容でした。
HTC社のVRヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」用のソフトだったのですが、必要な開発環境(PCの必要スペック、電源、ドキュメント、気づきにくい消費材など)、現在のVRできる事、出来ない事。
VR酔いしないゲーム設計に特にVR酔い対策と、内容は多岐に渡りました。
これは知ってないと、初めてVRゲーム作る際に迷走する所でした。
4.「にゃんこ大戦争」4周年を経て躍進する運営とは
上記タイトルをいきなり奥ゆかしい感じに変えていましたが、内容は4周年を迎えた人気スマホアプリ「にゃんこ大戦争」における2016年初頭から利益グラフを右肩上がりに変えたその施策についてという、なんというか「情報の大盤振る舞い」な内容でした。
項目的には「解りやすいアプローチ」「リピータを作る」「マネタイズを考える」という内容を徹底していく施策で、必要なことを地道に積み上げる姿勢がすごいなと感じました。
プログラマは新しい技術、環境を使う機会がでるので当然とは思いますが職種に関係なくゲーム開発者には常に勉強が必要だと考えています。
今回は大変良い勉強をする事ができました。イベントスタッフの皆さん、登壇者の皆さんにお礼申し上げます。
ありがとうございました。